懺悔の部屋


そろそろ、次の失敗を語る時期がきたようです。
そう、今回はこの時期にふさわしい花を取り上げてみましょう。
あなたも、花やさんでよく見かける、あの花です。
一度は手にお取りになったこともあるはず・・・。

ケース5
10月ともなると、どこの花屋、園芸店にも出回る花がある。
花には咲く時期というものがあるのだから、
そんなものは当然である。
しかし、「どこにでもある」これがイケなかった。
世間一般の人々が育てているメジャーな花。
そうpoppoに思わせてしまった。
メジャー=簡単
この自分勝手な方程式のために儚く散っていった花達。



今でこそ冬越しできるまでになったpopoであるが、
このセントポーリアには一番ひどいことをしたかもしれない。
このビロードのような葉。
植物とは思えぬほどの光沢を誇る花びら。
まさにうっとりである。
花屋で手頃な価格で購入して、さっそく世話をする。
花にはいかに光と水が大切かを学んだpopoは、
毎朝水をあげて、たっぷりと特等席に据え光りに当てた。
しかし、毎日少しずつ恐ろしい変貌を遂げていくのであった。
葉は汚くまだらになり、株もとから腐ってくるのであった。
気がつけば、ドロドロになって葉はなくなっていた。
「なんでよー!!もしかしてコイツは病気でもついてたんじゃないのー?」
などと、この可憐な花をコイツ呼ばわりしていたのであった。
ぶーぶー文句をさんざん言って、
師匠であるうーぱーさんに熱く語った。
・・・原因はすぐに判明した。
セントに直射日光はダメなこと。
寒いとこはダメなこと。
冷たい水はダメなこと。
上からジャージャーかけてダメなこと。
・・・うおーーーーー!!知らなかった!!
popoはさんさんと陽に当て、夜間は寒い部屋に置き、
真冬の冷たい井戸水を葉にかかるのも気にせずかけ、
やってはならない全てのことを、ものの見事にやってのけた。
なんて可哀想なセント・・・。
お前が生まれてきたのは、美しく咲き誇る為。
決して、死にゆく為ではなかったはず。
それが不勉強な極悪非道なpopoの元に来たばっかりに、
儚く溶けて(散るではない)いってしまった・・・。
しかし、安心するがよい。
お前の教訓はしっかりと活かされている。
今や、セントは我が家で一番の待遇をうけるほどになっている。
これからも、イロイロな所で愛されることを願う。




セントには本当に学習させていただきました。
やりゃーいいってもんじゃないのよ。
と、言われたようです。
ああー、そういえばポインセチアもなんかあったなあ。
いやいや、これは封印しとこう。
また、いつかお会いしましょう。